Rape(レイプ)

レイプサバイバーです。レイプという社会問題について語ります。

レイプ被害の分類

レイプ被害についても、いろんな形態があると思います。

一番邪魔になってくるのは「レイプ神話」といわれるやつで、統計的にも実際も間違っている情報なのに、人々にそれが真実だと信じ込まれているドグマです。

 

レイプの形態については、実際にそれが示せるような数値が必要かと思うので今は推測でしかないのですが、3パターンに分かれると思っていて「①権威濫用の被害」「②アグレッション(攻撃や侵略)の被害」「③その両方」です。大抵は③のケースかと思いますが、①や②の比重によっては、自分の被害は①だったとか、②だったとか、言える場合もあるかと思います。

 

例えば、レイプ神話で語られる「知らない人からの、突然の侵略攻撃」という形のレイプは、②の比重が大きくて、②の被害だったと言える場合もあるでしょう。

 

私の場合は、会社の上司からの被害だったので初期は①が強く、その後②が徐々に増してきて、結果を振り返ってみると③の、両方同じぐらいの比率で被害を受けていたように感じます。上司が会社から排除されたあとも、口外禁止という形で人事部や役員による①の被害に遭っていました。

 

民事裁判をしている中でも、会社は「組織立っている」という強みがあるので、証言に必要な証人が同僚だった場合、法廷に出て話されないようにするための圧をかける方法をしっているという点ではアンフェアな状態に立たされていますので、①の被害に遭い続けているように感じています。

 

それが、刑事裁判であれば「司法機関の捜査」なので、話が民事裁判と別次元です。やはりここでも、弁護士の力が必要になってきます。私の場合は、もともとアンフェアな状態からスタートしている戦いで、レイプ加害者だけではなく、それを保護するブラック会社(社会)とも係争状態でした。弁護士の力が、最大限必要です。

 

あなたが「①権威濫用の被害」「②アグレッション(攻撃や侵略)の被害」「③その両方」のどの形態によって性的自由をや個々の自由を侵害されることがあったとしても、弁護士が必要不可欠です。

 

弁護士費用や、どのように探すのか等、これまで弁護士に相談したことがない人がほとんどだと思うので、とても不安で、やりきれないほど怖いかもしれません。でも大丈夫。歯医者さんや献血に初めて行くときの方が、怖かったです。私は。

 

私は被害を話せる状態になってから、5年間で12名の弁護士(9事務所)と話すことを経験しました。裁判の相手方の弁護士と証人尋問で話したのも数えると、14名(8事務所)です。弁護士にも、弁護士事務所にも、異なったいろいろな状況と問題がありました。しかし、問題を経て、いま私の弁護を担当してくれているのは、4つの事務所から4名の弁護士が弁護団という形でついてくれていて、とても心強い状況です。

 

少なからず、被害を話せなかった状況とは比べ物にならないほどの状況改善がされていると思いますし、この知識が必要な人もたくさんいるはずだと思います。10年前の被害直後の私に教えてあげたい最大の情報です。弁護士の相談方法についても、今後纏めて言語化していきます。