トラウマ治療
トラウマを持っている、という言葉はあまりに日常的で、PTSDの診断を受けるまで自分が医学用語の「トラウマ」を持っているとは思っていませんでした。夢は夢だと思っていたし、ドラマや映画のようなフラッシュバック描写と自分の持つ感覚はズレがあったので、これがPTSDで自分が罹患者とは思っていませんでした。(もしかして回避していたのかもしれませんし)。
私はあくまで治療を受けている側で、医学的知識をもった専門家ではありません。
PTSDという診断を受けて、その後の生き方がすこし改善したと思うのは、専門的な治療を受けられることと、自分が苦しんでいる症状に対して、説明してくれている人がこの世の中にいて、治療する方法が技術として確立しているということです。
「この治療を進めていけば、良くなる」という希望があることは、とても助けになります。実際、私は色々なPTSDの治療を受けていますが、段々と症状は改善しているような気がします、もっと最低な時があったと思い返せるのは凄いことですから。
もっと、医学的な「トラウマ」に関する情報が出回って、治療にアクセスできる状況が整えばいいなと願っています。