Rape(レイプ)

レイプサバイバーです。レイプという社会問題について語ります。

トラウマ治療

トラウマを持っている、という言葉はあまりに日常的で、PTSDの診断を受けるまで自分が医学用語の「トラウマ」を持っているとは思っていませんでした。夢は夢だと思っていたし、ドラマや映画のようなフラッシュバック描写と自分の持つ感覚はズレがあったので、これがPTSDで自分が罹患者とは思っていませんでした。(もしかして回避していたのかもしれませんし)。

 

私はあくまで治療を受けている側で、医学的知識をもった専門家ではありません。

 

PTSDという診断を受けて、その後の生き方がすこし改善したと思うのは、専門的な治療を受けられることと、自分が苦しんでいる症状に対して、説明してくれている人がこの世の中にいて、治療する方法が技術として確立しているということです。

 

「この治療を進めていけば、良くなる」という希望があることは、とても助けになります。実際、私は色々なPTSDの治療を受けていますが、段々と症状は改善しているような気がします、もっと最低な時があったと思い返せるのは凄いことですから。

 

もっと、医学的な「トラウマ」に関する情報が出回って、治療にアクセスできる状況が整えばいいなと願っています。

強くあろうとする強さ

不安な要素はたくさんあります。

私の場合は

・体調がいつ回復するのか、いつになったら悲しくなくなるのか
・どういう状況にトラウマトリガーが潜んでいるのかわからない恐怖
・裁判を開始した場合、裁判はいつ終わるのか
・全裁判が終わって最高裁で判決が出たら、このトラウマは楽になるのか
・加害者が捕まって実刑がついたら、もうこの社会は安全なのか
・なにをゴールとしてなにと戦っているのか

などです。

 

未来が見えない状況、答えがパッと、今段階で見つからないからこそ、不安なんだと思います。こうやって可視化できるように、文章にしていること自体が、自分を沼から抜け出す助けになっているように感じます。

 

何より、自分の中だけに留めておいてしまっては、状況が何も変わらない新たな理由を作ってしまうことになります。加害者に加担することとなってしまうし、別の誰かが被害に遭うことに対して、加害者を支援している状況になってしまう。それが怖いので、このようにブログを書くことは、精神安定を保つ1つの術になっているのかもしれません。

 

もし、誰か、適切な人の目に留まれば、私の見ている社会は一気に好転するかもしれない。被害を受ける前の、自分を救うことができるかもしれない。

 

被害にあった23歳ー24歳の時は、抗うことができなかった何かに、今やっと立ち向かうことができるかもしれない。そういう希望を込めた、ブログでもあります。

 

被害を受けた人が「強くあろうとする強さ」に、勇気をもらいます。私も、こんなにもボロボロで泣き虫で、いまにも倒れそうなぐらい弱っちいのに「強いね」と言われることがあります。

 

それは、私が強くあろうとしていることが、強い人であるかのように見えているだけなんだと思います。私が強いのでは決してなく(身近な人ほど知っていると思います)、そして強い人が凄いのではなく、強くあろうとする意志が尊いものだと思っているから「強く見える」んだろうと思います。

 

私はいま幸いにも「強くあろうとする強さ」をもった人に囲まれていて、そのことから、被害についてこのように書くことができるほど、精神的に少しづつ安全を取り戻しているところです。私が周囲に助けられているように、私が強くあろうとしているこの態度が、誰かの助けになればいいなと思います。

 

被害者を襲うセカンドレイプと貧困

被害に遭い、意味不明な体調不良に襲われ、混乱し、もがく中で解決策が見つからず、体調不良は継続し、その症状にPTSDという名前がつくと分かり、専門治療を始め…という状況に、無事にたどり着くまで、どれぐらいの時間が経っていますか?

 

これを読んでいるあなたが、被害に遭った人なのか、被害に遭った人を知っている状況なのか、どのような形で性犯罪被害を問題として認識している方なのか分かりませんが(被害に遭わずに興味をもってくれているのならベストですが、きっとそうではないのかもと想定するほうが簡単です)、性犯罪被害の被害に遭った後に、危惧すべきのは「セカンドレイプ」と「貧困」です。

 

セカンドレイプについて
セカンドレイプは、気を抜けないほど、いろんな形でやってきます。私は話すことを口止めされていた期間が長い分、拗らせてしまったようで、TVコマーシャルや、TVドラマ、ニュース記事、電車広告や、コンビニにある雑誌の表紙など、直接会って話す人だけでなく、接するいろいろなものが、レイプを彷彿させるトリガーになってしまっています。度合は違いますが。

 

レイプを話すことは、セカンドレイプについて問題提起することになると思っています。1つの記事で書けるほど簡単じゃないので、記事を書き続けることで、事例をまとめていって、いつかセカンドレイプの私の対策、しいては共通対策となりうる方法をみつけていければいいなと思います。

 

貧困については、今まさに直面している問題です。
被害に遭ってから、裁判を始め、1つの場所に住み続けることが難しくなりました。安全な場所という認識が難しく、引越しを繰り返さざるを得ない状況でした。今やっと、状況が改善して(物理的に被害に遭った場所、関係者が住む場所から離れたこと。また強力な弁護団がついてくれていることなど)、引越しは1年ほどしていません。

住居問題をまず書きましたが、就業が難しい状況では、収入がないため、生活することが金銭的に難しい状況に陥ります。私の場合は、ブラック企業での過重労働でプライベートに使う時間もなかったため、職を失った直後、しばらくはなんとかなる貯金がありました。

 

しかし、残念ながら日本では裁判に時間がかかります。

レイプ被害に遭っていない、精神的に強靭な人でも、新しく何かすることはエネルギーが必要ですし、それが裁判となると非常に労力がかかることは想像してもらえるかと思います。

 

ただでさえダメージを受けている状態、更に肉体的に思うように動けず、経済的にも困難な状況で。経済的な相談をしに行くほど、「現状」として過去を話さないといけないのですが、被害を受けたことを話さないといけない状況になってしまい、そのたびに暴露(トラウマ源に直面)してしまいます。

 

それが辛いので経済的解決策を相談行くことや、社会と関わること、人と関わることが怖くて億劫になり、挑戦してみたとしても、行政施設の窓口で大泣きしてしまったり。また改めて相談できるようになるまでのエネルギーをためるまで、1年経ってしまうことも。行き詰って、どんどんと未来が見えなくなって、鬱が酷くなり…という負のループが待っています。

 

生活が安定していないと、食事や住居に困らない状況は、最低限確保できていないと、肉体の死を選ぶ方が容易にみえてしまい危険です。死んでしまっては解決にはならないので、生きるように、周囲を整えるのが必須です。絶対に死なないで、逃げられる選択肢をまずは選ぶように、ということを繰り返し意識するために、私が心がけているのが以下です。

 

・泣いた後は水分、塩分、糖分を必ず取る
・自分の身に起きた、良かったこと。生きる価値があると感じたことをメモして、心が折れそうになる嫌なことがある度に見直す。
 →これは、映画『ハンガーゲーム』で主人公がトラウマ体験についての処理方法として挙げていたもので、私もやってみて効果がありました。おすすめです。
・気分をあげてくれる、音楽リストを作る(悲しくない音楽であることが必須)
・夜は絶対に悩まない、悩み始めたことを感じたら、睡眠導入剤を適正量摂取して、早めに寝る。

 

すいません、タイトルからズレて、死なないための生き抜くサバイバーとしてのTipsみたいになってしまいましたね。今日はここらへんが、文章の限界かもしれないので、一旦切り上げます。

レイプ被害の分類

レイプ被害についても、いろんな形態があると思います。

一番邪魔になってくるのは「レイプ神話」といわれるやつで、統計的にも実際も間違っている情報なのに、人々にそれが真実だと信じ込まれているドグマです。

 

レイプの形態については、実際にそれが示せるような数値が必要かと思うので今は推測でしかないのですが、3パターンに分かれると思っていて「①権威濫用の被害」「②アグレッション(攻撃や侵略)の被害」「③その両方」です。大抵は③のケースかと思いますが、①や②の比重によっては、自分の被害は①だったとか、②だったとか、言える場合もあるかと思います。

 

例えば、レイプ神話で語られる「知らない人からの、突然の侵略攻撃」という形のレイプは、②の比重が大きくて、②の被害だったと言える場合もあるでしょう。

 

私の場合は、会社の上司からの被害だったので初期は①が強く、その後②が徐々に増してきて、結果を振り返ってみると③の、両方同じぐらいの比率で被害を受けていたように感じます。上司が会社から排除されたあとも、口外禁止という形で人事部や役員による①の被害に遭っていました。

 

民事裁判をしている中でも、会社は「組織立っている」という強みがあるので、証言に必要な証人が同僚だった場合、法廷に出て話されないようにするための圧をかける方法をしっているという点ではアンフェアな状態に立たされていますので、①の被害に遭い続けているように感じています。

 

それが、刑事裁判であれば「司法機関の捜査」なので、話が民事裁判と別次元です。やはりここでも、弁護士の力が必要になってきます。私の場合は、もともとアンフェアな状態からスタートしている戦いで、レイプ加害者だけではなく、それを保護するブラック会社(社会)とも係争状態でした。弁護士の力が、最大限必要です。

 

あなたが「①権威濫用の被害」「②アグレッション(攻撃や侵略)の被害」「③その両方」のどの形態によって性的自由をや個々の自由を侵害されることがあったとしても、弁護士が必要不可欠です。

 

弁護士費用や、どのように探すのか等、これまで弁護士に相談したことがない人がほとんどだと思うので、とても不安で、やりきれないほど怖いかもしれません。でも大丈夫。歯医者さんや献血に初めて行くときの方が、怖かったです。私は。

 

私は被害を話せる状態になってから、5年間で12名の弁護士(9事務所)と話すことを経験しました。裁判の相手方の弁護士と証人尋問で話したのも数えると、14名(8事務所)です。弁護士にも、弁護士事務所にも、異なったいろいろな状況と問題がありました。しかし、問題を経て、いま私の弁護を担当してくれているのは、4つの事務所から4名の弁護士が弁護団という形でついてくれていて、とても心強い状況です。

 

少なからず、被害を話せなかった状況とは比べ物にならないほどの状況改善がされていると思いますし、この知識が必要な人もたくさんいるはずだと思います。10年前の被害直後の私に教えてあげたい最大の情報です。弁護士の相談方法についても、今後纏めて言語化していきます。

もしレイプ被害に遭ったら

私の経験論です。
どれぐらい前に被害にあったか(さっきなのか、1カ月前なのか、3年前なのか、9年前なのか、15年前なのか)など、時期によって行動が違います。

私の場合は、5年前のレイプについて助けを求めたいと思い、被害者支援センターへ相談に行きましたが、そこが全解決策を持っているわけではなく一緒に考えてくれる組織です。一方で、被害を受けて5年経っても、混乱の中にいて、私は状況理解が難しい状態でした。まずは人に伝えるために、時系列で、何がどうなったのかを整理したほうがいいと思います。それを作るために、被害者支援センターの方の助けを借りれれば、とても良いと思います。

 

身近に話せる人が誰かいない場合もあるかと思います。日付が分かるように、記録してください。メモでも録音でも録画でも。自分の中に留めておくというのが一番背負うものが大きく、重く、自分を苦しくしていきますので、体からアウトプットできる状況(ボイスレコーダーでも日記でも匿名ブログでも)は助けになります。日付が入っていると、精神状態や状況を保管できるので好ましいと思います。

 

私が何より、一番の解決策となり得ると思うのは「弁護士への相談」です。警察に話に行くという前に、絶対に被害者側でも弁護士を依頼しておくことをお勧めします。

 

ただし、弁護士が魔法のように全てをすぐ解決できるわけではありません。また警察や検察も同様です。しかし、一歩ずつでも確実に状況を前に進めることができます。司法の助けが今すぐ必要でないにしても、「被害届」という形で記録を残しておくこともできるようです。また、弁護士と警察と検察で連携することで、加害者を逮捕してもらい刑事裁判に処罰してもらうよう判断を仰ぐことはできます。ここではチームとしてそれぞれが連携できる状況が必要で、そのために被害者が状況の理解をできているほど、それに関して知識があるほど、衝撃に備えることができるので救われるのではないかと思います。

 

例えば、解決策を検索するときにも、注意が必要です。
私の場合「レイプ 上司」と検索してしまい、性的コンテンツに晒されてしまって自爆したことがあります。「性犯罪」というキーワードのほうが安全です。

 

ブログを始めたばかりで、どのように書けばいいのか、文章を書きなれていないので、まだわかりませんが、いつか弁護士とどのように連携できるかや、どのようにすれば弁護士とコミュニケーションがとりやすかったと感じるかなど、ノウハウを共有できるようにまとめたいと思います。

 

性犯罪は、明るみに出てこない数が大きい犯罪で、そのため、問題が他よりも表に出てこなくて、他の犯罪と比べて重要視されず、支援体制もパーフェクトとは言えない状況なのが現実だと思います。だからこそ、声をあげないと。私の持っている情報や経験談を共有するべきだと思ったのが、このブログを始めたきっかけです。

 

まだまだパニックの中にいます。文章もぐちゃぐちゃかもしれません。「ないよりはまし」というレベルかもしれませんが、続けて行ければと思います。

 

まとめ:

被害にあったら、とりあえずレイプ被害者支援センターへのコンタクトを検討する。けど将来的に確実に必要になるのは弁護士。警察に被害申告や被害告訴に行く(刑事裁判)にしても、絶対に弁護士がいたほうがいい。

はてなブログ10周年特別お題「はてなブロガーに10の質問」

はてなブログ10周年特別お題「はてなブロガーに10の質問

ブログ名もしくはハンドルネームの由来は?

ブログ名はシンプルに書く内容で、
HNは、実名ではない、好きな名前にしました。

はてなブログを始めたきっかけは?

アウトプットできる場所を探していて、ここが一番好きな場所だったので。

自分で書いたお気に入りの1記事はある?あるならどんな記事?

まだ始めたばかりなので、ないです。

ブログを書きたくなるのはどんなとき?

社会に、私の性犯罪被害トラウマのトリガーとなるものが溢れていると思った時と、その状況を何とかしないといつまで経っても被害事実と共生できないのではないかと思ってゾクッとするとき。

下書きに保存された記事は何記事? あるならどんなテーマの記事?

まだないです、

自分の記事を読み返すことはある?

まだないです。

好きなはてなブロガーは?

・dlit さんの「誰がログ」
 田川拓海 (Takumi TAGAWA), 言語学の研究者・大学教員
・DavitRiceさんの「道徳的動物日記」

はてなブログに一言メッセージを伝えるなら?

ブログサービス、今後も継続よろしくお願いします。

10年前は何してた?

レイプされた直後でした。

この10年を一言でまとめると?

闇と光

ブラック企業とレイプ

ブラック企業とレイプ、どのように関係するのか全く別の状況と考えている人がほとんどだと思います。

しかしブラック企業の問題は過重労働だけではなく、性犯罪が起こったときの対処法や、起こる前の予防措置にも大きくかかわっていました。しかし、いまのところ会社内で犯罪が起こったとき(特に性犯罪が起こったとき)に、会社がもみ消さないデメリットはないと思います。つまり、ほぼもみ消されます。

ですので、どのようにしたら被害がもみ消されないかは、今後ずっと「被害を受けたという事実」やそれによる「体調不良の症状」と付き合うには、早い段階で考えておく重要な問題かと思います。

私が取った行動と、その結果について共有します。
参考にして、今後戦う武器として性犯罪が起きない社会になるよう使っていただきたいです。

 

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会社が被害発覚後にしたこと

・会社の顧問社労士や顧問弁護士に相談
まず会社にどのような落ち度があったのかを探ったうえで、どのような行動を取るとどのようなリスクがあるかを精査し始めます。重要になるのは現在存在している「就業規則」です。ここで大事なのは同じレベルで「就業規則」を理解すること、もしくは理解している味方を見つけることです。私が経験談からお勧めするのは、自分の弁護士をみつけて相談することです。弁護士をみつける方法については、別記事にしたいと思っています。

 

・事実確認するための資料作成、事実確認委員会発足
その後会社は、被害について加害者と被害者の発言を比べるために、事実確認資料を作成しようとします。そして双方の発言を聞く機会を設ける「べき」とされていますが、私の場合は、被害者が以前にもいたのを会社が認識していたらしく私側の意見だけを聞いて、内密に事実証拠を集めるよう指示され、違法に追い出す準備に加担することを強いられました。この場面でどうしたほうがよかったかを経験をもとに考えると、やはり急いで自分の専属弁護士を探すこと、加えて自分の治療者として精神科や心療内科を探し通い始めるのをお勧めします。

自分では自覚がなくとも、精神的に大きな被害を受けています。自覚がないのは、それを認めたくないからという場合もありましたし、無意識なところで回避していることもあります。私は精神的なダメージを認識できず、内科や脳外科や、耳鼻科、消化器科、婦人科、総合病院など、いろいろな病院を巡りました。何か肉体的に病名がつく理由があるなら、それを治療すれば治るはずだ、精神的な被害などきっとないと信じたかったし、その方が分かりやすくて簡単だと思ったからです。色々な可能性を探すに越したことはないかもしれませんが、精神科にも行くようにしてみてください。そして、話すことができる、信用できると思えるドクターを見つけて、被害についてを伝えられるように(文字にしてプリントして、それを読みながらなど、自分が伝えやすい方法を考えながら)なると、今後が少し生きやすくなると思います。どのようにして治療者を見つけるかについても、別記事で書ければと思います。

 

・口止め
会社は色々な理由をつけて口止めしてきます。1人が圧をかけるだけでなく、何名も人を変え、顔を変えて口止めすることもあります。繰り返しになりますが、この段階では弁護士が必ず必要です。あとボイスレコーダーも必要になります。

私の場合の、会社がつけてきた理由は以下です。
①加害者からあなたを守るには、加害者と取引が必要だった。こちら側が提供したのは「この件を一切口外しないから、被害者に連絡しないで」というものだ。なので被害をまた受けないためには、あなたが口外しないことが必要

②あなたも会社に属し続けたいなら、会社員として会社がした約束事(加害者と会社の取引)を守るように。と解雇をチラつかせて脅迫。

③あなたのあった被害は「セクハラ」ではあるけど「レイプ」ではない。だから刑事告訴も難しいだろうし会社はセクハラ再発防止のためのベストをつくしている。あなたのために。だからうるさく騒がないでと、犯罪の被害を矮小化したうえで恩を売る。

④「セクハラ被害」として本来被害を申し出る場所ではないところ(弁護士や警察以外)へ誘導し、好き勝手話させることができるが会社のダメージはないような「無機能な組織」へ連れて行って、気晴らしさせてもみ消すための時間を稼ぐ。もし会社の顧問弁護士に連れていかれそうになったら、断ってください。弁護士は「誰の」弁護士かということが重要です。会社の顧問弁護士は、会社側のもみ消す武器集めに利用されている場合があるので、「会社の」弁護士には注意してください。もし絶対に会わないといけない場合は、録音させてもらうことや、自分の弁護士同伴でなど、敵陣地にいく準備を整えた状態でというのが必須です。

 

口止めに対して、すぐに対処方法をみつけるのは、ほぼ不可能だと思います。というのも、犯罪被害に遭っただけでも十分にパニックで精神被害がある状態で、自分の状況を理解したり整理できる状況にないことがほとんどだと思います。

そういった場合は、可能な限り、状況を保存すること。病院に行って治療者をみつけることができれば、そのドクターが治療しながらカルテという形で簡易メモを残してくれています。弁護士に相談に行けば、弁護士が簡易メモをしてくれている可能性もあります。自分で日付と事象のメモでも、無いよりはマシです。文字化が大変であれば、ボイスレコーダーで会社の対応を都度日付と一緒に録音しておくなどでも、状況が保存できるものを持っていると、将来口止めが解けたときに、使えるかもしれません。戦う武器は多い方がいいです。

 

ちょっと書き疲れてきたので、今日はここらへんで。