Rape(レイプ)

レイプサバイバーです。レイプという社会問題について語ります。

もしレイプ被害に遭ったら

私の経験論です。
どれぐらい前に被害にあったか(さっきなのか、1カ月前なのか、3年前なのか、9年前なのか、15年前なのか)など、時期によって行動が違います。

私の場合は、5年前のレイプについて助けを求めたいと思い、被害者支援センターへ相談に行きましたが、そこが全解決策を持っているわけではなく一緒に考えてくれる組織です。一方で、被害を受けて5年経っても、混乱の中にいて、私は状況理解が難しい状態でした。まずは人に伝えるために、時系列で、何がどうなったのかを整理したほうがいいと思います。それを作るために、被害者支援センターの方の助けを借りれれば、とても良いと思います。

 

身近に話せる人が誰かいない場合もあるかと思います。日付が分かるように、記録してください。メモでも録音でも録画でも。自分の中に留めておくというのが一番背負うものが大きく、重く、自分を苦しくしていきますので、体からアウトプットできる状況(ボイスレコーダーでも日記でも匿名ブログでも)は助けになります。日付が入っていると、精神状態や状況を保管できるので好ましいと思います。

 

私が何より、一番の解決策となり得ると思うのは「弁護士への相談」です。警察に話に行くという前に、絶対に被害者側でも弁護士を依頼しておくことをお勧めします。

 

ただし、弁護士が魔法のように全てをすぐ解決できるわけではありません。また警察や検察も同様です。しかし、一歩ずつでも確実に状況を前に進めることができます。司法の助けが今すぐ必要でないにしても、「被害届」という形で記録を残しておくこともできるようです。また、弁護士と警察と検察で連携することで、加害者を逮捕してもらい刑事裁判に処罰してもらうよう判断を仰ぐことはできます。ここではチームとしてそれぞれが連携できる状況が必要で、そのために被害者が状況の理解をできているほど、それに関して知識があるほど、衝撃に備えることができるので救われるのではないかと思います。

 

例えば、解決策を検索するときにも、注意が必要です。
私の場合「レイプ 上司」と検索してしまい、性的コンテンツに晒されてしまって自爆したことがあります。「性犯罪」というキーワードのほうが安全です。

 

ブログを始めたばかりで、どのように書けばいいのか、文章を書きなれていないので、まだわかりませんが、いつか弁護士とどのように連携できるかや、どのようにすれば弁護士とコミュニケーションがとりやすかったと感じるかなど、ノウハウを共有できるようにまとめたいと思います。

 

性犯罪は、明るみに出てこない数が大きい犯罪で、そのため、問題が他よりも表に出てこなくて、他の犯罪と比べて重要視されず、支援体制もパーフェクトとは言えない状況なのが現実だと思います。だからこそ、声をあげないと。私の持っている情報や経験談を共有するべきだと思ったのが、このブログを始めたきっかけです。

 

まだまだパニックの中にいます。文章もぐちゃぐちゃかもしれません。「ないよりはまし」というレベルかもしれませんが、続けて行ければと思います。

 

まとめ:

被害にあったら、とりあえずレイプ被害者支援センターへのコンタクトを検討する。けど将来的に確実に必要になるのは弁護士。警察に被害申告や被害告訴に行く(刑事裁判)にしても、絶対に弁護士がいたほうがいい。